top of page

 

 

 

 

 

 

 

小話「一番の理解者」

 

 

 

 

 

 

 

 

珍しくも、二人仲良く後輩の出てる番組を見ていた時のこと。。。

『・・・・・』

横目でちらりと視線を送る剛だが。

『・・・・・』

「光一?」

『ん?』

「なに急に無口になっとんねん。まぁ、容易に想像はつくけどな、。」

『・・・タッキーやりおるなぁ』

「やっぱし…」



最近やたらと凝り始めていたマジックを、
日々嬉しそうに披露していた光一だったが、
今、目の前の画面の向こうで、自分よりも更に高度なマジックを披露する滝沢に
正直、驚きを隠せないようだった。

『あいつ、いつのまにあんなうまなっとんねん!!
 この前、帝劇の楽屋で俺がトランプマジック見せた時は、“すごい!!”ゆうて
 目ぇ~輝かせてたのにっ!』

「そりゃぁ、先輩前にして“実は俺の方がすごいですよ”…とは言わんやろ、普通。」

『思っとったんか・・・実は心の中でそう思っとったんか、タッキ―・・・』

「かなりの大ダメージや(笑)」

『・・・やられたわ。KinKi Kids完敗や』



そういって大げさに、剛へと項垂れかかる光一に。


「なんでやねんっ!(笑) いつからタッキー&翼とKinKi Kids対決になっとんねん!(笑)」

『やって、お前あれみてどう思う!? 俺とタッキーのマジック、どっちがすごかった!?』

「・・・あんな、隣で翼、興味なさげに見てたやろ?」

『うん(笑)』

「俺も、わるいけど翼と一緒で、そういうものには興味がございません。」

『そっか、やっぱお前は翼と気が合うねんな。
 ええよ!じゃ~俺は、タッキーと本気でマジック極めたんねん』

「んふふ(笑) タッキーをライバル視してたんちゃうんかいっ」

『そんな大人げない先輩なわけないじゃないですか(笑)』


負けず嫌いの光一。
自分の興味の示すものには、自分が納得いくまで極めたい性格は相変わらずで。
だからこそ、現在の、誰をも唸らせるエンターティナーな彼が存在するわけで。


「大丈夫大丈夫。
お前のすごさは、誰よりも俺が一番わかってるから。」

『・・・では、続きまして。光ちゃんのトランプマジックいきます~』

「いや、いらんから(笑)」

『ひゃはは(笑)』


暫くはまたマジックに熱が入りそうだな、と小さく予感した剛であった。

 

 

 

 

 

 

以前、アップした二人の会話文を少し加筆してみました♪
この話、自分で書いておきながら結構気に入ってます(笑)
光ちゃんの一番の理解者は剛くんだと思ってますから、なんでも見守ってそうですよね♪
その後、Mステで2組が一緒になって、マジック話に花を咲かせていましたね

最近、光ちゃんはマジックしてるんだろうか?疑問(笑

 

 

 

bottom of page